2025年12月13日、「認知症フォーラム in やまが」にて、山鹿市役所様のご依頼により講師として登壇いたしました

 認知症市民フォーラム in やまが 講演報告
​2025年12月13日、「認知症フォーラム in やまが」にて、山鹿市役所様のご依頼により講師として登壇いたしました。



​今回は、私の母にも共に登壇してもらい、母自身の配偶者としての率直な思いをお話しさせていただきました。⁡
⁡同じ家族という境遇であっても、私は「子ども」としての、母は「配偶者」としての思いがあります。⁡⁡


⁡⁡今回の講演には当法人メンバーも同行し、あらためて活動の大切さを共に実感できた良い機会となりました。

講演を行うにあたり、私は常に「お涙頂戴」の物語で終わらせないことを心掛けています。
​もちろん、悲しい思いや辛い現実をお伝えし、知っていただくことは重要です。しかし、長期行方不明を取り巻く問題は悲しみだけではありません。⁡
⁡経済的・制度的な課題で苦しむ厳しい現実を明確にお伝えすることで、ご来場いただいた皆様に「他人事ではなく自分事」として深く考えていただきたいと願っています。

​誰もがなりうる認知症。多くの方が「認知症になるのは怖い」という気持ちを抱えていることでしょう。


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⁡私の私見ではありますが、「認知症になるのは決して怖いことではない」と断言することはできません。しかし、社会全体の理解が深まり、「認知症の人が生活しやすい環境づくり」への取り組みは着実に進んでいます。⁡
⁡「痴呆症」と呼ばれていた時代と比べ、認知症に対する認識は大きく変化しているはずです。

​さらに、認知症の人がより安心して生活できる社会になってほしいと強く願っています。
​例えば、「行方不明ゼロ」は困難かもしれませんが、「行方不明になっても必ず見つかる!」そんな希望のある世の中になることを切に願います。

⁡​そのためには、行政や専門職、認知症関連の従事者の方々だけでなく、皆様一人ひとりの関心と努力、対策が必要です。⁡
⁡特に、若い世代の方々にも関心を持っていただけると大変心強いです。自分の家族だけでなく、身近な人を見守り、助け合える社会を目指しましょう。


⁡​今回のフォーラムで講師としてお招きいただきました山鹿市役所の皆様、そして、ご多忙の中ご来場いただきました全ての皆様に、心より御礼申し上げます。



⁡​代表 江東